MY WORK MISSION

製造スキルを吸収するごとに
ものづくりの楽しさを実感

K.I

2012年4月入社 工作二課

金沢工業大学 建築学部建築学科 卒業

INTERVIEWインタビュー

「イチから育てる」の言葉で、
入社を決意

親戚が機械工場を経営していたこともあり、石川県には世界的なシェアを誇る建機メーカーをはじめ、技術力の高い製造会社が数多くあることは知っていました。大学では建築学を専攻しながら、建設する機械の方に興味を持ったのは、そうした影響からかもしれません。いつからか建設機械の製造に携わりたいという思いが強まっていました。とはいえ建築と機械は同じものづくりでも似て非なる分野。畑違いなことが不安になり、建設会社への就職も視野に入れ始めていました。そんな時に採用を担当する現在の常務にかけられたのが「しっかりイチから教えるから大丈夫だよ」という言葉。その一言が決め手となり、この業界で働く決意をしました。
入社後は、建築とは仕様が違う機械図面の読み取りに苦労をしたり、経験したことのない不具合に戸惑ったりした時もありましたが、先輩や上司が分かりやすく説明してくれたおかげで、すぐに仕事を覚えることができました。また、工場勤務の仕事は職人気質の人が多いという印象もありましたが、実際には気さくな人が多くてホッとしたのを覚えています。分からないことはなんでも聞ける。そうした風通しの良い職場の雰囲気が、若手社員の離職率の低さにも表れているのだと思います。

過去の経験を生かし、
作業効率化を目指す。

入社後は工作二課に配属され、機械部品の組立に関わる多くのことを学びました。入社当初は社内で一番大きな機種を担当していたので、組立が完成した油圧バルブを見るたびに達成感を得たものです。仕事に慣れると、高圧洗浄機で機械のベースとなるボディの洗浄業務も担当。その後も様々な機種の組立に携わりながら、知識と技術を習得してきました。現在は、後進を指導する側としての役割も任されており、組立作業と並行しながら作業効率化や不具合対策、工作二課で働く社員の勤怠管理などのマネジメントも行っています。組立技術とは違った能力が必要とされる業務であるため、責任やプレッシャーを感じることもありますが、これまでの自分自身の経験を生かしながら、作業効率化と品質向上を担っていきたいと思っています。
南鉄工所の魅力は、専門知識がなくてもイチから教えていく土壌があるので、技術者として成長しやすいこと。私自身もそうであったように、ものづくりに対する熱意さえあれば、機械に関する知識や技術がおのずと身に付くはずです。また、新しいアイデアを採用してくれる会社でもあり、良い意見は積極的に取り入れて、社員全員で会社を高めていこうという風潮もあります。

いずれは工作二課全体を指揮する存在に

マネジメント業務を行うようになった今、南鉄工所で製造するすべての機種の組立に技術者として携わることをひとつの目標としています。十年以上この仕事に関わってきても、まったく知識のない機種がいくつかあります。将来的にはそれらの機種に対する理解を深め、組立全体の作業効率や品質向上に貢献し、いずれは工作二課全体を指揮できるような人間になることを思い描いています。
組立作業においてはヒューマンエラーが起こりやすく、そして重大なミスとなります。特に、組立に慣れていない人ほどミスを起こしやすいのですが、そうした中で私に求められているのは、経験の浅い技術者の目線に立って指導をし、組立手順書やチェックシートなどを作成すること。工程表やチェックシートをタブレットで確認しながら組立作業を進めていくアプリが工場内には導入されていますが、今後、更にそうしたヒューマンエラーを防ぐためのシステムなども積極的に提案していく必要があると感じています。

SCHEDULE一日のスケジュール

  • 8:00
  • 8:10
  • 12:30
  • 13:15
  • 15:00
  • 16:45
  • 朝礼(各種 連絡事項等)
  • 進捗確認、組立作業、高圧洗浄
  • 昼食
  • 組立作業、資料作成、改善活動
  • 生産工程管理、組立作業
  • 退社(残業時も18:00には退社)