MY WORK MISSION

油圧バルブの加工を通して、
地域社会のインフラに貢献する

M.M

2022年4月入社 工作一課

公立小松大学 生産システム科学部 卒業

INTERVIEWインタビュー

技術者同士の連携に、
プロ意識の高さを実感

学生時代からものづくりに興味があり、大学では機械加工学や電気制御学、プログラミングなど、おもに生産機械について学んできました。そのなかで社会に役立つような機械の製造に携わりたいという思いが強まり、油圧ショベルやホイールローダーに使われる油圧バルブの製造元である南鉄工所に入社しました。油圧バルブは建設機械の心臓部ともいわれるコアパーツであり、国内外の建設現場で活躍する建機を支える、働きがいのある会社だと感じたのです。また、就職活動では大手メーカーや地元企業などにエントリーしたのですが、給与面や福利厚生、職場環境の良さに加えて、資格取得や新人研修など、社員の教育面に関するサポートが充実している点も魅力的でした。
入社する前の会社見学では、生産ラインのシステムがしっかり整っており、どの工程も欠けてはいけない仕事だという印象を受けました。油圧バルブという重要な製品を作るために、技術者同士が連携を取り合いながら、高精度な加工技術と徹底した品質管理を追求している。その様子からプロ意識の高い職場であると感じたのと同時に、自分と同世代の技術者がものづくりに没頭している姿にも刺激を受けました。

自分を成長させた、
若い力を育てる文化

入社後は工作一課に所属し、マシニングセンタを用いた切削加工を担当しています。現在は、油圧バルブの部品となる金属加工を中心に、加工プログラム作成や各種測定器を使った寸法測定などを行っています。切削加工をする上で大切なのは、図面通りの寸法でいかにキレイな製品を仕上げられるか、品物にキズを付けたりしないように、細心の注意を払いながら作業することを心がけています。また、加工面の品質向上も重要な任務であるため、定期的にマシニングセンタの工具や設備を点検するなど、細かな視点での品質管理に努めています。
こうした一連の作業は、最初からこなせたわけではなく、先輩方の指導を受けながら少しずつ身に付けていきました。仕事のことで分からないことがあっても、気軽に相談できる先輩が多くいるのがこの会社の良い所。会社全体で若い力を育てる文化が根付いているからこそ、個々の成長するスピードが早いのだと感じます。そうした周囲のサポートもあって、今では仕事の幅も広がり、スキルを積み上げていく楽しさや、新しい部品を作る時にはワクワクする余裕を感じられるようになりました。

建設機械の働く姿が、モチベーションに

機械加工以外では、機械の稼働率を算出する業務も担当しています。一人の遅れが全体の遅れにつながるのが製造業。部品加工から組み立てまで、生産ラインに滞りが生まれないよう、納期に先行した加工スケジュールの組み立てやタスク管理を心がけていています。また、資格面では機械検査2級とQC検定3級の取得を目指しており、将来的にはマシニングセンタの技能検定など、様々な資格取得にチャレンジしていきたいと考えています。なぜなら資格を持つことで多くの業務に携わることができるようになり、それが社内での評価や信頼にもつながるからです。そういった意味では、新規図面からプログラムを作成するといった、得意分野の技術力も磨いていきたいと思っています。
入社してこの一年、私のモチベーションになったのは、街中で目にする建設機械でした。自社で手がけた部品が、油圧ショベルやブルドーザーとなって元気に働いている。間接的にでも社会インフラの整備や資源開発に貢献していることに誇りを感じ、思うように仕事が進まない時も逃げることなく挑戦し続けることができました。そして今振り返ると、そうしてひとつずつ学んでいったことが、自分自身の成長へとつながったのだと実感しています。

SCHEDULE一日のスケジュール

  • 8:00
  • 8:10
  • 11:45
  • 12:30
  • 15:45
  • 16:45
  • 朝礼(各種 連絡事項等)
  • 生産状況確認、製品の寸法等チェック、工具の点検、交換、機械加工
  • 昼食
  • 機械加工、製品の寸法等チェック、工具の点検、交換
  • 稼働率の算出
  • 退社(繁忙期は残業する場合も)